バイオハザード2のリメイク作。
オリジナルからは色々と改変されており、オリジナルをプレイした人でも
懐かしさと目新しさを楽しむことができる作品となっている。
私自身はバイオハザードは7を除き、奇数タイトルしかしてこなかったので
リメイクとはいえ2は初プレイとなる。
なお、グロテスクな表現の有る無しでCEROのレーティングが変わるため、
17歳以上のレーティングDと18歳以上のレーティングZのバージョン2種類が
存在する。
主人公はレオン・S・ケネディとクレア・レッドフィールドの二人。
一部を除き同様のステージを攻略していくが、ストーリーは別物になる。
強力な武器が序盤で手に入るため難易度はクリスよりクレアの方が易しい。
また、一方のキャラでクリアすると、もう一方のキャラでセカンドシナリオ
をプレイできるようになる。セカンドシナリオはファーストシナリオと表裏
一体で、かつ難易度がやや上昇している。
私自身はレオン⇒クレアの順でクリアした。
プレイしていて感じたのは敵のタフネスが非常に高いこと。
頻繁に登場する通常のゾンビでもヘッドショットを何発も撃ち込まないと
倒れない。しかもそんなゾンビが空いた窓からわらわらと集まってくる。
初期バイオシリーズにおいて、序盤は銃弾の入手量が非常に乏しく、無駄
撃ちや敵全てを倒していると枯渇してしまうため、銃弾管理が必須になる。
今作においても、この敵のタフネスさにより1体倒すだけで銃弾を結構な
量消耗するためより銃弾の管理は大切となる。
個人的にプレイしていて銃弾の量が厳しいと感じたのは、G第1形態を倒す
まで。館内どこに行ってもゾンビがいる状態で進め、G第1形態との戦闘を
乗り切った後は銃弾がほぼ底をついていた。
中盤以降は不死身のタイラントが登場することで、タイラントから逃げる
ことが第一優先となり、ゾンビとまともに係り合うこともなく傍を通りす
ぎるか、威嚇射撃をしたあと無視するだけの存在になるので、銃弾をまと
もに使用する場面が序盤より減り、銃弾管理が甘くても問題なく進めるこ
とができる。
また、中盤以降に出てくる新しい敵でまともに倒すのもゾンビ犬とイビー
ぐらいになり、あとは素通りするだけの障害物と化してしまう。
オリジナルではどうかわからないが、レオン編・クレア編ともにパートナー
を操作する箇所がある。レオン編はハッキングツールを有すエイダを操作し
ややパズル色の強いステージになり、クレア編は無力な少女のシェリーを操
作しややスニーク色の強いステージになる。
個人的にはスニークが好きなのでシェリーを操作しているときは楽しかった。
もちろんレオンとクレアでラスボスも異なってくるし、セカンドシナリオでは
ファーストシナリオのエンディングのあとが描かれていて、ラスボスのG第5形
態が登場する。このG第5形態を倒すことでゲームクリアとなる。
なお、ファーストシナリオ:クレア、セカンドシナリオ:レオンが正史らしい。
周回が前提になっている作品だというのもあるだろうが、5時間~6時間でク
リアできるのでボリューム不足ではあったが、プレイしていて面白い作品だっ
た。怖くなかったためホラーとしてはマイナスかな。
あとは、さすがに3週目はやる気になれないゲームでもある。