Until Dawn - 惨劇の山荘 - | プレイステーション® オフィシャルサイト
PS4専用ホラーアドベンチャーゲームUNTIL DAWN -惨劇の山荘-をクリア。
雪山の山荘に閉じ込められた8人の男女が殺人鬼から狙われる話。
シーンにより異なるキャラクターを操作して、プレイ上での選択がほかの
キャラクターや今後の展開に大きな影響を与えるバタフライエフェクトシ
ステムを導入している。
キャラクターは上記画像の8人。
作中の登場順でサム、クリス、ジェス、エミリー、マット、マイク、アシ
ュリー、ジョッシュ。それぞれのキャラには性格的長所と短所が備わって
いる。それぞれ操作することになるが、操作場面が多いのはサムとマイク。
操作はアドベンチャーパートとアクションパートに分かれる。
アドベンチャーパートはややパズルゲームっぽく、周囲を探索し、アイテ
ムを入手し、アイテムを使用することでストーリーを進めていく。
アクションパートはQTEが中心となる。殺人鬼からの逃走、追跡時などは
随時QTEが発生し、失敗すると時にはキャラクターが死亡してしまうこと
も。
また、キャラクターを操作中、随所に選択肢が出現し、その選択で異なる
ストーリーが展開される。特にバタフライエフェクトシステムという名の
死亡フラグがキャラクター別にあちらこちらに潜んでいるため、間違える
と取返しが付かなくなってしまう。
対策としては、道端に落ちているトーテムを参考にするか、基本的に善人
として行動していると最悪の展開は避けられるようになっている。
この作品で最大の問題点は、
8人の男女の生死が表現されるため、展開によっては登場キャラクターが
死んでしまう。その際にグロテスクな表現がされるが、国内発売は表現規
制により過度な表現には上の画像のように画面を真っ黒に塗りつぶしてい
る。画面が真っ黒な状態でキャラクターの声だけが聞こえるので、場面に
よっては何が起きてるのか全く分からない場面もある。
この表現規制は発売当時非常に批判受けたらしい。そのためゲーム業界で
表現規制の方法を模索することになった。
そういった点でPS4史上では重要な転換点を担ったゲームになる。
ただ、上記の表現規制のおかげでこのゲームの評価は散々なものになって
いる。
色々と問題点がある本作だが、面白くない作品というわけではない。
ドラマのような構成で、1話ごとに盛り上がる場面を用意している。
スピーディーな場面も多く、プレイしていても時間が過ぎるのが早い。
ホラーとしては物足りないが、ホラー風のアドベンチャーとしてみれば
悪くないと思う。
個人的には、殺人鬼の正体判明⇒ウェンディゴ登場という流れは必要な
かったと思うが…。単純なストーリーにしたくなかったんだろうけど。
一般的に言われるほど悪いゲームではなく、
表現規制による犠牲により真っ当に評価されなかった作品だった。