https://www.origin.com/jpn/ja-jp/store/crysis/crysis-3
Electronic ArtsのCrysisシリーズの三作目。
画期的だった一作目、当日としては飛び抜けて美麗なグラフィックだった二作目に
続く本作。ストーリーも前作の続きになりなる。
Originではゲームライブラリ上の「ゲームのプロパティ」から言語を日本語にする
ことができるが、ムービーは音声が出ないバグがある。
Crysisシリーズは箱庭型FPSであることは一貫して変わらない。
しかし、前作までとは違いその箱庭がやや大きくなっている。そのため前作に比べ
てよりプレイヤーに合ったプレイスタイルで遊ぶことができる。
さらに今作での追加武器として登場する「コンパウンドボウ」は非常に強力な武器
で、クローク中に攻撃してもエネルギーが減らず、対人・対セフの通常敵相手では
HSでなくても一撃で葬ることができ、撃った後の矢を回収して再利用することがで
き、スニークスタイルが非常に強力となっている。
追加要素としてはハッキング機能がある。
敵のセントリーガンや地雷などをハッキングすることができ、ハッキングすること
でプレイヤーに有利な環境を構築することができるようになる。
ただ、ハッキング機能はやや面倒ではある。
一番残念なのはバイザー機能。
バイザーを使用すると敵の位置やアイテムの位置、目標位置などをロックすること
ができるようになる一見非常に親切な能力ではあるが、敵の索敵やアイテム入手の
ためそれらをロックできるまでバイザーを常時起動または移動中頻繁に起動しなけ
ればならないプレイスタイルになる。
これはゲームのテンポを落とすことになり、プレイしている方も面倒さが先にくる
のではないだろうか。バイザー中は攻撃できないのもストレスを感じる要因。
ステージは多種多様なステージが設定されている。
前半は人、後半はセフが敵の中心になるのはCrysis2と変わらない。
スニークスタイルが強化されたこと、非常に強力な武器が登場したことで、人・セ
フともにやや弱体化しているように感じる。
爽快感を大事にしているのかもしれないが…。
個人的にはプレイしていてもCrysis2の方が圧倒的に面白いと感じた。
また、高グラフィックへの感動もCrysis1・2に比べて劣るのも、Crysis3への評価に
影響しているように感じる。
とはいえ、Crysisから始まる一連のストーリーの完結作にもなるため、Crysis・Crysis2
をプレイしたプレイヤーはプレイしても損はないと思う。