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Assassin’s Creedシリーズの第10作目。
紀元前49年頃のプトレマイオス朝エジプトが舞台で、アサシン教団とテンプル
騎士団ができる前になる。主人公はメジャイであるシワのバエク。
アサシン教団の前身である古き結社により息子 ケムを殺害されたバエクが、古
き結社の構成員を復讐のため排除していくという話。
10作目でついにアサシン教団創設の話に焦点が当たる。
アサシンでない人物が主人公でもある。
といっても主人公 バエクの操作感は、当たり前だがアサシンのそれと遜色がな
いどころか、従来のアサシンではできなかった弓矢による長距離攻撃が主軸と
なり、よりスニークキルを楽しめるつくりになっている。
その他のプレイしていて感じた前作との相違点については
・よりアクションRPG寄りのシステムになって、戦闘のアクション性が高くな
っている
・マップが非常に広大
・全体的な難易度の低下(弓矢が強すぎる)
・機械的なギミックがない
・敵が全体的に多い
といったところ。
戦闘におけるアクション性が高くなってきているが、ボス戦以外の雑魚的はパ
リィ→攻撃やオーバーパワー連発で簡単に倒せるためやや作業感がある。
そもそもスニークアクションが主の本作、特に私みたいにスニークからの遠距
離攻撃を好むプレイヤーが操作するときは、敵と戦闘になる前に遠距離攻撃で
バンバン倒していくので宝の持ち腐れな感じがする。
長距離攻撃が強いからか、または戦闘システムを味わってほしいからか、今作
では配置される敵の数が非常に多い。大きな砦や城などには数十人もの敵が配
置されており、攻略する際に敵を全滅させて探索したい人にとっては、遠距離
から弓で狙撃するだけの作業になるためやや面倒さが先に来るのが残念。
あとマップが非常に広大で訪れる場所やサイドミッションの豊富さもゲームを
やりこむ人にとっては重要な点だと思う。サイドミッションの内容はオープン
ワールドゲームの常であるが、やはり似たようなお使いクエストが多く。
ときどき少し変化球が出てくる程度。
これもゲームのエジプト世界を楽しめるかどうかによって評価が変わってくる。
最後にやはり触れておきたいのは、エジプトならではのピラミッドやアレクサ
ンドリア図書館などの歴史スポットへ訪問できる醍醐味。
エジプトの歴史的建造物は著名で、誰もが聞いたことがあり、どんなプレイヤ
ーもワクワクすることは間違いなし。これらを訪れることはこのゲームの大き
な楽しみの一つであると思う。
DLCは「隠れし者」と「ファラオの呪い」の二作。
特に「ファラオの呪い」はDLCにしてはマップが広大で、敵のレベルも高く、
ボス戦がいくつか用意されているので非常に濃い内容になっている面白い
DLCだった。
少し停滞していたアサシンクリードシリーズを盛り返した評価に恥じない本
作だったと思う。