PS4で発売されたThe Last of UsのRemastered版をクリア。
Remastered版の違いはHD・60fpsへ変更、DLC同梱、オーディオコメンタリー
が付いてる。
人間の脳に寄生する菌が猛威を振るう世界。
菌に寄生されると1~2日で脳へたどり着き、脳内で菌が繁殖し、意識を奪う。
意識を奪われた人間は脳を起点に頭→全身へと菌が繁殖していき、形状を変容
させていく。ワクチンがないため感染=自死or感染者になるの選択しかない。
しかも、菌に感染した人間は菌を増殖させるため、寄生主となる人間を見つけ
ると菌を植え付けようと襲ってくる。襲ってきた感染者に噛まれるなどし、菌
を体内に取り込んでしまった場合も菌が体内で繁殖し、感染者となってしまう。
そんな世界で、主人公は隔離地域での密輸を生業としていたが、ある事情から
少女の配達を頼まれる。その少女は菌に対する抗体を持つ存在。
抗体を持つ少女をワクチンの研究をしているグループへ届けることになる。
安全な地域を隔離地域とし管理しており、感染の疑いのある者を選別・排除す
る米軍。隔離地域外で生活のために人を襲い、米軍を襲うハンター。そして、
感染者が跋扈する中で3種類の存在をときにはいなし、倒して研究所を目指す
話。
菌によって文明が衰退した世界では物資が乏しいため、使用できるアイテム
量に制限がある。しかもアイテムは取得するのではなく、素材を収集し、一
定量溜まったら組み合わせることでアイテムを作成することができる。
作成できないのは武器と弾。
低~通常の難易度では普通に使っていれば底がつきることはないが、高難易
度になると弾数不足に陥る。
そのための対策として、このゲームは基本スニークで敵を倒せるように設計
されている。主人公は耳を澄ますと周囲の音を聞き分けで、何がどのように
存在するか障害物越しに把握でき、画面には影が現れる。
この能力があることで非常に簡単に敵の背後を取ることができ、サイレント
キルによって無駄なアイテムを消費せず攻略できるようになっている。
DLCのLEFT BEHINDは本編の補完と抗体を持った少女 エルの過去の話。
操作するキャラはエルだが、ジョエルと遜色なく操作できる。
DLCだが難易度が高いわけではなく、戦闘もそれほどないので純粋の話を
楽しむDLCになる。
このゲームにおいては、設定を除き特にゲームとして目新しいところはなく、
既存作品のいいところ取りをして、洗練させたような作品になっているので
プレイに既視感がともなうかもしれない。
また、中盤ぐらいでできることは出尽くし、あとは同じことを繰り替えすの
みになるのでやや中弛みもする。
ただし、こういう世界観が好きな人やスニーク作品が好きな作品にとっては
面白い作品にはなっていると思う。