Assassin’s Creedシリーズの第6作目。
舞台は18世紀初頭のカリブ海。有名な海賊も出てくる。
主人公はイングランドから私掠船に乗り込んだ船乗り。船が難破した際に偶然居
合わせたテンプル騎士団へと裏切ったアサシンを殺し、成りすますことで報酬を
横取りしようとするもテンプル騎士団に見破られる。その際に情報を得た「観測
所」を手中に収めることとテンプル騎士団への復讐心で話が動いていく。
日本語化はできるらしい。検索すれば方法は出てくる。
ただ、ストアから直接買えば日本語版が購入できる。ただし、ROW版に比べて
かなり割高で且つDigital Gold Editionを購入できずに歯抜けのDigital Deluxe Edit
ionのみになる。
主人公はテンプル騎士団とは敵対するが、アサシンではなく海賊なのでゲーム中
はアサシンとしての任務よりも海賊行為が主になる。テンプル騎士団と敵対する
ためアサシン教団と関わることもあるが、主人公がアサシン教団の一員となるの
は終盤という珍しいストーリーだった。
前作までのアサシンクリードは街ごとに区切られたオープンワールドだったが、
今作ではカリブ海の大きなマップがあり、その中に街や拠点などが存在し、海上
には軍艦や民間船などが行き交っており統合された大きな世界となっている(一
部大規模な街は区切られている)。
移動が面倒かというと訪れた町へのファストトラベル機能があるので、それほど
面倒さはなかった。船での移動に時間は掛かるが、操船の珍しさと全速力だと船
の速度が高いためあまりストレスにはならない。
不便なのは、宝箱がある島への上陸の帰りに船が流されるために移動速度が遅い
泳ぎを行う必要があることと海賊行為の際に敵船を無力化した後に乗り込んで戦
闘を行う必要があること。
前者は少しの時間なので我慢でき、DLCでは改善されていた。後者は海戦で主に
は船の改造のためのアイテム入手に回数をこなす必要が出てくるので船上での戦
闘に飽きても数をこなす必要がある。乗り込まないで沈没後の漂流物資を取得す
ると得られるアイテム数が半分になるのでこなす必要がある海戦が倍になる。海
戦も船上戦も始めた当初は物珍しさもあり面白いが、やはり変わり映えしない戦
闘をひたすら続けさせられるのは飽きと面倒さがくる。
動物や海洋生物を狩って入手する資材は購入可能だから、一番収集する必要のあ
る鉄も購入できたら良かった。
戦闘・移動についてはAssassin’s Creed IIIから変更はない。
個人的には前作に続きフリーランが1キーで可能になって楽になったが、その分
誤作動が増えたのは本当に困った。
DLCは大規模なものはAssassin's Creed III: Liberationの主人公だったアヴリーン
のミッションとFreedom Cryの二つ。
アヴリーンはLiberationの後日譚的位置づけらしい。まだプレイしていないので。
内容はアクション重視で余計なものをそぎ落としていた。
装備も最小限のものでフリーランとスニークを駆使して奴隷を解放しつつ、ペイ
シャンス・ギブスを救出する話。プレイ時間は1時間ほど。
Freedom Cryは本編の海賊船の副長だったアドウェールのその後の物語。ハイチ
で奴隷の解放と復権を目指す組織の手助けをする話。
こちらは本編と同様のつくりになっており、オープンワールドで1/4ぐらいの規
模のゲーム。ただ、それほど凝った作りではなくマップ上には必要のない拠点等
が存在し、メインシナリオはほぼ一つの街だけで展開する。プレイ時間は3~4時
間ほど。
プレイしてみると陸でアサシン家業に勤しんでいるより海上で海賊家業に勤しん
でいることの方が長かった。面倒な部分も多々あるが海戦自体は面白い。特に船
の強化と伝説の船との海戦。また海賊時代ということで私が想像する世界そのま
まが再現されており、3と同じく街並みは画一的だったが3と違うのはそれを越え
る雰囲気作りに成功していた。
あと今作品はやたらVGAに負荷が掛かって重かった。最高設定で始めるとVGAの
ファンがギュンギュン回りだして温度を見ると90度越え。仕方なく中程度まで落
してプレイした。4でこれだと重いと言われるUnityは次のVGA買うまでプレイで
きなさそう。