Assassin's Creed 3 Deluxe Editionをプレイ。そしてクリア。
Assassin's Creedの5作目。舞台は独立戦争時代のアメリカ。ボストン・ニューヨー
クなど。イギリス軍VS独立軍の構図が背景にある。フランス軍その他は空気。
前作でエツィオの物語が終わった。今作ではコナーとその親ヘイザムの物語にな
る。またデズモンドの物語も終わりを見る。
ROW版の日本語化は不可。過去は音声のみ日本語化できたみたいだが、データが
消去され現在では不可能。ただし、SteamのJPストアから購入すれば日本語が入
っている。割高だけど。
あとバグなのか仕様なのか環境が原因なのかわからないが、音声が一切出ないト
ラブルがあった。直らなかったのでそのままプレイした。
前作から戦闘・フリーラン・様々なサブ要素の追加がなされている。
戦闘については前作までのキーを押しっぱなしでタイミングよく押せばカウンター
で無双できた戦闘から、カウンターはあるが攻撃だけが効く敵・敵の防御を崩すこ
とのみ効く敵・敵を投げることで倒すことができる敵とカウンターが有利なのは変
わらないが、敵に合わせた行動を取る必要が出てきた。
フリーランは前作までの二キー制から一キー制になっており、フリーランを発動さ
せるのが簡単になった。また、人を自動で避けるようにもなっており便利。
ただし、前作までは走るだけの行動で間違ってフリーランになることはなかった
が、発動が簡単になったことで、走る=フリーランなのでときどき壁を駆け上が
って行ってしまう誤作動が多くなった。
また、樹上を移動できるようになっているのも大きな違い。
サブ要素の追加はホームステッドクエスト、海洋クエスト、交易がある。
ホームステッドクエストはアキレスがいる屋敷を中心に村を発展させていくクエス
ト。発展させていけば住人が増え、扱う品が増え、交易に出す商品が増えていく。
海洋クエストは大砲積まれた帆船に乗って海戦を行う。
交易は入手したアイテムを売りに出す。アイテムは手を加えたり、高く売れる物な
どがある。
その他にも様々なサブクエストが作りこまれている。サブクエは細かなものまであ
るので、コンプリートするのは収集癖のある人でないと途中で飽きる。
今作ではマップが大きく4つに分かれている。ボストン・ニューヨーク・フロン
ティア・ホームステッドに。一つ一つが作りこまれており、特色を出している。
ボストン・ニューヨークは街中、フロンティアは主人公が属する先住民族の村があ
る大自然。ホームステッドはアサシンとしての拠点となっている。
また、話が進むと季節が移ろい雪景色や緑の大自然を見ることが出来る。ただ、マ
ップが広く、作りこまれている。ただし、マップではファストトラベルは使用でき
るが場所がマップの移動の境目や砦で、位置的に中途半端になり多少の移動を強い
られ時間が掛かる。とくに雪が積もっていると移動が遅くなるため、離れた場所へ
の移動が億劫になるほど。この面倒さがマイナスだった。
DLCのThe Tyranny of King Washingtonは3エピソードから成り、メインクエストだ
けをクリアするならそれぞれが1時間ほど。ただしサブクエはマップ上の宝箱収集
だけみたいなので、わざわざ寄り道するようなものでもない。
DLCでは幾つかの能力が使えるようになる。特に鷹の移動能力は本編にも欲しいほ
どの有用な能力。移動がかなり楽になる。
なお、海外版でプレイした際にはエピソード1のJustice ServedのStalk the guard
dog patrolでは歩く以外の行動を受け付けなくなる進行不可のバグがあった。フォ
ーラムを見る限り同様の症状が多く発生しており、回避手段もなく、Ubi Softも修
正する気がない模様。日本語版で発生するかはわからないが注意しておくといいと
思う。
総じて今までのプレイ感を変えずに少しずつ変化させている。シリーズ内では不人
気らしいがゲームとして見れば改悪はされていない。
ただし、観光ゲーとしては微妙な出来。街並みは画一的で特徴がない。時代が日本
人には馴染みが薄い。歴史を楽しむ部分が削ぎ落とされていた。あとバグが多い。