The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition on Steam
The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition · AppID: 489830 · Steam Database
Bethesda Softworks大作オープンワールドアクションRPG、The Elder Scrolls
シリーズの五作目「Skyrim Special Edition」をクリア。
Special EditionはSkyrimを64bit OSへ対応し、リマスターされ販売された。
MODを一切入れずにバニラでプレイ。難易度はノーマル。
日本語は標準搭載。変な日本語になっているところはあるが、
ベセスダのゲームには良くあること。
前作のOblivionはタムリエル大陸中央のシロディールが舞台だったが、今作は
タムリエル大陸の北方、スカイリム。前作Oblivionの200年後の世界。
前作のゲームで発生したオブリビオンへのゲートがタムリエル大陸各地に
大量発生する騒動により帝国が弱体化し、また帝国とアルドメリ自治領の大戦
により帝国が弱体化、さらにはアルドメリ自治領との和睦条件にタロス崇拝禁
止が入っていて、タロスを崇拝するノルド人の対帝国感情が悪化。
これによりスカイリム地方では帝国へ反逆するノルド人の原理主義的組織「ス
トームクローク」が街を治めている地域もある。
そんな背景の中でドラゴンボーンである主人公がスカイリムに降り立ち物語を
紡ぎ出す。
前作と違っていて良くなった点は、
・スキルが整理されていたこと。
・スキルが上昇し易くなっていること。
・戦闘に多少の広がりが見られたこと。
スキルが整理されている点は非常に良かった。
今作ではスキルは片手武器・両手武器・弓術・防御・重装・鍛冶・軽装・錬金術
・開錠・隠密・スリ・話術・付呪・破壊魔法・回復魔法・召喚魔法・変性魔法・
幻惑魔法の12スキルに変更されている。
前作は21スキルもあった上、悪名高い運動・軽業が消えていた。
軽業のレベルを上げるため、常にジャンプしながら移動するだけで数時間を費や
したりもした。
ただ、今作で気に入らないのはウィンターホールド大学で達人魔法を習得する
のに魔法のスキルを少なくとも90以上にする必要があること。サブクエストを
全て網羅したい私みたいな人にとっては、プレイスタイルによっては達成のた
めに反復作業をしないといけなくなる。
魔法を主に使用するプレイだと問題はないが、物理攻撃が主だと魔法レベルを
上げるには作業が必要。魔法レベルを上げたご褒美クエスト的な位置づけなん
だろうが、単純作業を必要とするクエストは必要ないと思う。
また、スキル全般の上昇が前作より早くなった。前作はメジャースキルや専門
スキルなど得意なスキルを設定し、少ない経験値でレベルアップをすることがで
きたが、その反面それ以外のスキルについては上がりが遅かった。
今作では得手・不得手の設定がなくなっていて、スキル全般の上昇が一定になっ
ているが上がり易くなっている。
戦闘については基本的にはあまり変化がない。
近接戦闘なら序盤は盾を使いつつ合間を見て攻撃、レベルが上がってくると
防御を無視してひたすら攻撃。弓矢ならスニーク+遠距離攻撃。魔法は初撃
スニーク、あとは距離を取りつつ魔法を使う。
違うのはPerkがあることである程度独自の戦闘方法を組み立てられること。
といっても、どの武器を使えば攻撃力が上がる、どの魔法を使えば消費マジカ
を抑えられるといったものだけど。
こういったゲームは安定するまでの序盤の不安定さを楽しむゲームだと思っ
ている。目新しさと手探りでゲームを進めていくのが非常に楽しい。
ただ、前作まではそこを越えると本当に単純作業を繰り返して飽きるゲーム
になってた。RPで楽しめる人は楽しめるんだろうけど、ゲームとしてしか
楽しめない私みたいな人はマイナス印象が残る。
前作までのダンジョンは似たようなダンジョンばかりで、クエストもお使い
がほぼ全てで作業としか感じられないことが多かった。
ただこの点についてはそこそこ改良されていて、クエストは推理やスニーク
、内戦クエストなど前作よりも広がりが出てきてるし、ダンジョンについて
もパズル要素が多めに配置されていて飽きさせないように配慮されている。
出てくる敵も視覚的にインパクトのある敵(強さと比例しないけど・・・)が
いて良かった。
個人的にはMorrowind、Oblivionとプレイしてきて作業の繰り返しで飽きやす
くあまり好きなシリーズではなかったが、今作は以前に比べて楽しんでプレ
イできた。