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マーダード 魂の呼ぶ声をクリア。
覆面をした連続殺人事件の犯人に殺され幽霊となった主人公が自分を
殺した犯人とその動機を暴く推理アドベンチャーゲーム。
キーコンフィグがなく、キーは設定変更不可。さらにコントローラー
を接続しっぱなしにするとキーボード入力よりコントローラー入力が
優先されるため、キー入力を受け付けなくなる。
日本のパブリッシャーのこういう行き届かなさは非常に残念。稀かも
しれないけど、ここにマウスを左手で操作する人もいるんだよ・・・。
日本のパッケージ版か日本のストアのみ完全日本語版。日本以外から
トレードやkeyを入手しても日本語は入っていない。また、日本だけ
非常に高価な価格に設定されているおま値。基準となる米国価格が
$29.99に対して7344円(約$69)。倍以上の価格になっている。スク
エニの素晴らしい殿様商売。
自分は過去に安価に入手したので、それをプレイ。
マーダード 魂の呼ぶ声 パッケージ版の入手 - Steamゲーム日記
ゲームは推理ゲームではあるが、推理の必要はほぼない。犯行現場に
になると捜査モードになり、左下に表示されるだけの情報を見つけて
事件に関係のある情報を周辺から拾い集める。その集めた情報から取
捨選択する。あとはムービーで進行していく。
情報の取得は現場の残った犯罪資料を確認する、または幽霊らしい方
法で情報を取得できる。憑依することで憑依した人物の視界を通して
情報を入手したり、思念を操作し特定の記憶を関連付けさせる。その
場に残った残留思念を読み取ることで取得できる。思考を読むことも
できるがこちらは意味のない行為となっている。
捜索範囲は狭く、集める情報の数も確認でき、情報取得物にはライト
を当てる、鑑識の番号札が置いてあるなどぱっと見てわかるようにな
っている。さらにその前にくるとキー表示のふきだしが出る。
そのため推理で詰ることは無いだろう。
また、幽霊であるがゆえに現実の建物をすり抜けて移動できたり、ポ
ルターガイストで人の注意をひいたり、瞬間移動ができたりする。ま
た、アクション要素として作中に悪霊が出てくる。これを浄化したり、
混乱させたりするアクションもできる。ただ本当に付箋程度の付けま
した感。
マップはオープンワールド+各ステージ構成されている。街中は自由
に移動でき、その中には助けを求める幽霊(要望を叶えることがサイ
ドクエストになっている)やコレクトアイテムが存在している。話の
進行にともない個別ステージに行けるようになる。
ストーリーは一本道。分岐はない。推理物なので真犯人に迫る楽しみ
はあるかもしれないが、そもそもマーダードの世界は非常に狭く、登
場人物も少ない。それに幽霊という特殊な環境も加わる。そのくせ伏
線をはるものだから真犯人がまるわかり。伏せてない伏線。
本格推理物じゃないので、推理システムはあれでもよかったとしても、
ストーリーはもう一捻り欲しかった。Steamにおいて日本語でできる
アドベンチャーゲームはかなり少ないためもっと増えて欲しい。