Tomb Raider 2013を始めた。
発売当初は日本語入りだったが、1日で日本語が抜かれ退避させていた日本語ファ
イルによる日本語化も潰し、日本語化するには専用のDLCであるJpanese Langua
ge Packが必要だったというあちらこちらからブーイングの嵐だった作品。
現在は本体のみなら日本がトレード規制されていない国の中では安いが、上記に
あるように日本語でプレイする場合は別途DLCが必要なので、合計するとUSスト
アと同額ぐらいになる。ちなみに以上の理由のため日本語化MODもない。
ストーリーは邪馬台国について調べていたララ・クロフトを含む考古学チームが
ドラゴントライアグル内の伊豆諸島あたりに目を付け、船で近づくも嵐により難
破し、島に流れ着く。島内では難破した船員以外にも武装した集団がおり、こち
らを襲ってくる。そんな中で救援を求め島から脱出するために行動する、という
話。
島内には太平洋戦争時代の遺物から鎌倉時代の建屋など古い時代の物から新しい
時代の物まで存在する。更にはところどころにある大仏や浮世絵風の壁画などま
さに日本に少し詳しい外人が思い描く不可思議な日本が広がっている。
随所で大仏もどきが卑弥呼の偶像として扱われていたり、卑弥呼の守護をする人
物が甲冑を付けた鎧武者で切腹してたり、荒唐無稽な日本をにまにましながら楽
しむことができる。
ゲームはQTEとムービーが大目の箱庭型カジュアルアクション。
アクションが非常にカジュアルなものになっており、前作まではパズルとアスレ
チックが同居しているような作品だったが、今作はパズルが非常に少なく、アス
レチック部分のアクションが主になっているので、従来のシリーズに比べ簡単な
アクションでサクサク進めていくことができる。
イベントシーンとムービーが多く、少し移動するとムービーの挿入やイベントに
よるアスレチックアクションになり、これらのアクションには随所にQTEが伴う。
マップは箱庭型でマップ内にはスキル取得や装備改造ができるキャンプや、発見
すると経験値を取得できるレリック・ドキュメントや装備改造時に必要になるサ
ルベージがマップの各所に存在する。それらを取得してキャンプで強化していく
ことでゲームを有利に進めることができる。さらに他には本編内より少し難しい
パズルに大量のサルベージと経験値を取得できるシークレットトゥームもある。
戦闘はスニーク寄りのカバーTPS。物陰に隠れて敵が一人になるのを待ち、一人
になったのを見計らって排除していくのが基本となる。中盤までは敵が出てきた
としても数人のみで排除し易いが、後半になってくると戦闘になる頻度や人数の
増加に強制戦闘まであり、スニークではなく真正面からのドンパチが増える。
武器に関しては弓・ハンドガン・ライフル・ショットガンの4種類を扱えるように
なる。入手したサルベージを使用することで武器を強化していくことができ、さ
らに本編内のイベントやマップ内で手に入るパーツを入手することで、より強力
な武器を扱えるようになる。
武器が強力なので戦闘は難しくなく、アスレチックも迷うようなところもなく、
パズルも詰るようなところがない。全体的な難易度はいまひとつ。それに頻繁に
入るQTEは疲れる。
ただ、アスレチックに今作はフォーカスを当てているので、プリンセスオブペル
シャに近くなっており、それが好きな人には良作になると思う。また、サクサク
進めることもできストレスを感じずに楽しめるので、アクションが苦手な人にも
お勧めできるカジュアルなゲームとなっている。
次は何をやるか決まっていないので、気分が向いたものをプレイすると思う。